友達の家族の手術…

 友達が"会って話したいから…"と、メールしてきたのは先週の木曜日だった。
ちょうど実家にいたので来てもらい、木陰に椅子を置いて話を聞いた。
私の顔を見るなり、、息子が明日手術することになった…と言った。
私もびっくりして、暫く言葉が出なかったけれど事情を話す友達の目が潤んでいた…転んだ時に股関節を骨折したらしく、ドクターからの説明をメモしたものを 話しながら見せてくれた。
私もちょっとだけ経験があったけれど、手術前の説明はあらゆる危険性を含めて聞かされ、最後に"あけてみないとわからない……"と、念をおされる。ドクターを信じ、慣れない何枚もの書類を読み、署名しハンコを押し・・・
新型コロナ感染症拡大防止のため彼女の兄弟姉妹も来れなくて、一人で対応し、きっと心細かったに違いない。
手術当日は勿論、私など他人は友達の傍にいてあげることもできなかった。
夕方予定通り無事手術が終わったとメールがあった。
リハビリして何とか歩けるようになるまでは病院で寝泊まりして付き添う、と言っていたけれど2ヶ月はかかるだろうと…。
院内感染があってはいけない今のこの時期、直ぐに手術でき その後のケアのことも説明を受けた友達は、きっと安心して息子さんの寝顔を見たに違いないと思った。
今、コロナ感染症が拡大し医療崩壊が地方でも懸念されていると言われる医療現場、人の命を救うために必死で働いておられる医療従事者の方々のことを、日々忘れてはいけないのだと思い知らされた息子さんの手術の日だった。
せめて、自分にできる感染予防をしなければ、、。