最後の旅立ち

 

今日の空
…空のむこう…
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 嫁のお母さんの訃報が入ったのは24日、友引もあって葬儀は今日となった。
今月の7日だったか、痺れがあったとかで、嫁は お母さんを行きつけの医院に連れて行き、そこで直ぐに大きい病院を紹介された…と聞いた。2週間したら退院、その後のリハビリなどの話も嫁のお父さんと話していたようだった。
それなのに・・・危篤だと聞いたのが22日、そして24日 の午後亡くなった、という連絡が息子から入った。
コロナ感染症予防の為、危篤前の入院中には、お母さんに会えるのは嫁とお父さんだけで時間も制限があったらしい。

危篤だと連絡してきた息子が、、これからどうしたい…と言った時、、私は行かない選択をした。
コロナの影響がないならば、何を差し置いても行くに違いない。
その後、当家も今日の葬儀に県外の親戚は断ったと聞いた。

嫁のお母さんは肝っ玉母さん的な方で、優しくて頼りになり尊敬もしていた女性…だった。
御見舞にも葬儀にも行かなかった私は、息子にすべてを任せたけれど落ち着かなくて何をする気にもなれなかった。
通夜の様子を送って来た写真には お母さんの笑顔があった。
その笑顔に、、私もいつの日か・・その時は、あなたの娘や孫の話しをしましょう・・・と。



実家でお母さんの危篤を聞いた日、家に帰ったらおさかな君が死んでいた。
餌をあげても食べなくてあまり動かなくなっていて、気にはなっていた…
直ぐに魚を新しいタオルにくるみ箱に入れ、水槽を洗い、20年近い日々を一緒に過ごしたおさかな君は、実家の裏の、桜の木の傍に埋めた。私が日々目にできる場所に…
長い間一緒にいてくれて有難うね。
空が見える?…ヒグラシの声は…虫の声は…風のささやきは…どう・・・