友達



                                  
 お母さんの介護に妹さんが2週間位帰って来られたので、交代したと友達から電話があった。
柳井港の波止場で海風に吹かれて、港に出入りするフェリーや釣り船を眺めながら とりとめのない話をした。命の洗濯って、こういう事かも知れないと何時も思う。
いいお天気で、釣りを楽しんでいる親子連れや、釣り竿の先をジッと見ている人、車の中でお昼寝をしている人もいて、のんびりとした午後だった。

ずっと向こうに、うっすらと平郡島が見える。

平郡島に向かうフェリーが午後4時半頃港を出た。

"あれが平郡島で、その横が大島で……あそこの小さな島は無人島…で"と、説明してくれた友達の言葉を思い出しながら、グーグルマップを見てみた。