句集「泣かせ節」

シャクナゲ

 昨日は午後から雨予報だったから、実家周辺の草を刈った後始末をしておこうと朝9時前家を出た。
何時も通る交差点の信号が黄色から赤に変わった。もーちょっとだったのになぁ~と思って止まったら向かい側の横断歩道で信号待ちをしているアノ愛犬さんがいた❣お久しぶり~~って嬉しくなったけれど愛犬さんが気付く訳も無く。この日の愛犬さんは なんか落ち着いていて、車が止まったのをしっかり確認…この前のようにダッシュ!はしない。どうしたもんか…と言う顔で前を見つめていて、ご主人様に、ほいって促されていた😁 私も後ろからプップッって鳴らされない内に行かないとね。
 で、今日も午前中雨、なので置物の様にジッとソファーにうずくまっていた。
すると、ご近所にお住いの自由律俳人 久光さんが今月発行された句集「泣かせ節」を届けてくださった。
句集「走り雨」2013年、「残り火」2015年、「熱い血」2017年、「男という孤島」2020年、そして今回の「泣かせ節」の5巻の句集を頂いた私は超幸せ者に間違いない。私のような俳句の、はの字も解らない者にまで届けてくださって有難すぎる。

令和2年3月3日雛祭りの日に最愛の奥様が急逝された。その4か月後の7月に頂いた句集「男という孤島」のあとがきの中に書かれている句
「杖の音が聴きたい お帰りと言ってやりたい」(令和二年暮春・妻へ)
今日頂いた句集「泣かせ節」のあとがきの中には「この句集は、妻を失って一人になった男が、妻の死を乗り越えて生きて来た三年に及ぶ過程の記録と言うことになってしまいました。(抜粋)」とあった。
「杖の音が聴きたい お帰りと言ってやりたい」
何時も優しい笑顔の気さくな奥様を想うと涙が溢れてくる。
私達の井戸端会議にも笑ってお付き合い下さった人生の大先輩時子さんは、今は宇宙の輝く星に。